取経の旅のきっかけは、唐の太宗が延命を約束した竜の命を救えず、天帝に訴えられ冥界へ、遊魂に落ち着き先を与えるため現世にかえったら水陸大会で供養すると約束、法要中に観音菩薩が登場、その勧めで大乗の経典を求めて西方へということになる。どうやら…

「封神演義」があんまり面白かったので、岩波文庫版全十冊中野美代子訳と平凡社太田辰夫・鳥居久靖訳上下二巻を読んでみました。 中野氏の長い解説で解るのだけれど、唐代の史実から何百年もの時をかけて、おおまかな骨格が「釈厄伝」としてできるのは明代と…

日本の面子も潰さず、双方の友誼も損なわず返すには、 「日本人は、恩を忘れることはありません。撫順戦犯管理所から、思いもよらず人間的な温かい処遇を受け（ソ連に抑留された人々とは対照的。ソビエト軍から中国に引き渡された元軍人達もいた）日本に帰さ…

私ら船底の民草からすれば、沈みかかった船の操舵を「わたしがやる。」「いや、ふらふらしてるじゃないか。おれがやる。」などと争っているようで・・・。どっちでもいいです、そのまま争い続けててもいいです。力強いリーダーシップなんて発揮してもらいた…

落ち込んだときには、物忌みみたいに引きこもる。行かなきゃならない仕事とか学校とかには行く。うちでは３つのことを時間をかけてやる。身体をつくる（ストレッチ、筋トレ）。唱題する。難かしめの本を読む。1か月、3か月、半年、1年。ま、今のところこれく…

前回、過去形で書き、前々回、戦犯も犠牲者も一緒くたに一億総懺悔？と消費税についていったけど、戦後処理がはじまったとは思っていない。動乱は、これから本格化するんだろう。ストッパーの外れた車は徐々に加速暴走するんだろう。 民主党のふがいなさに、…

「減反を条件に米農家に収入補償の補助金？」って記事を見た、変だと思う。オーストラリアは干ばつで小麦が不作、北半球もこの猛暑で小麦が充分に実らない、世界的に食糧不足になりそうなのに？。米粉を使ったパン・麺等、輸入小麦に頼らない食糧自給率ＵＰ…

前回の分の学徒動員って学徒勤労動員ですよね。 殺人だけでなく、地位・権限を利用して公的立場にありながら私腹を肥やす行為についても時効なんか設けるべきではないのでは？ 民主主義下では、民の信頼を裏切る最悪の行為なのだから。中国並みに死刑にとは…

8月は広島・長崎原爆記念日、終戦記念日がある。 母は学徒動員で女学校から名古屋の飛行機工場に行かされた。おなじく来ていた高女の生徒が、空襲警報で防空壕に入ったが大量に焼死、その後は防空壕にも入らず、夜空を焦がす炎を茫然と眺めていたとか。終わ…

猛暑のなか犬を連れて歩く。マンホール・排水溝の蓋など金属製のものは、飛び越えている。かわいそう。 あたらしい住宅群、雨の日も作業。濡れた材木も平気で打ち付けていた。むかしは材木といえば乾燥させてからと聞いていたが。乾いたら割れたり縮んだりす…

世紀を越えて人々を楽しませ愛されてきた封神演義と昨日今日のものを比べたらいけない。 ところで、Ｓ会の功の第一は宗門と協力して、御書全集を発刊したこと。それを庶民に勉強させたこと。入会したての頃、座談会で普通のおばさん・おじさんが真っ黒に書き…

マイケル・ムーワの「キャピタリズム」。 なりふり構わぬ利益追求におどろいた。レーガン、ブッシュ、大統領は広告塔。レーガン時代に、財務長官のちに首席補佐官をつとめたのは、Ｄ・リーガン（世界一富裕で最大の投資銀行：メリルリンチ会長）。まずは富裕…

「この昏君」というのは、「このばかっ殿」ってところ。 終わり方もいい。 なんと女媧に縛りあげられ姜子牙に引き渡された３妖は処刑されるのだが、妲己の嬌態に首切り役の軍士は目が眩んで刀が振り下ろせなかったり・振りかぶれなかったり、遠隔操作の剣で…

「封神演義」を。中国三大怪奇小説といわれながら、孔子様に嫌われ、かわりに「水滸伝」をいれることもあったとか。ちなみにほかの２つは、三国志演義と西遊記。 人界の商周易姓革命に天上界・「截教」「闡教」二派の仙人界が関与して戦いがおきるのだが、さ…

「旅を書く（The Best of Granta Travel)」という本を。十四人の筆者が書いたエッセイ集。最初がＧ・ガルシア・マルケスで、「百年の孤独」という非常に面白かった本のウルスラをおもわせる祖母の故郷・スペインのガルシア地方の話だったので気楽に読める旅…

「妹とバスに乗って」byレイチェル・サイモンを。39歳のレイチェルが知的障害をもつ妹べスの提案で一年間路線バスに乗る（仕事の合間に）。自分で創り出した忙しさに逃げ込んでいたともいえるレイチェルの罪ほろぼし？ べスの紹介する運転手たち・三人の福祉…

宗教が必要かどうかと訊ねられたらＹＥＳと答える。すくなくとも私にとっては。たまたま縁したＳ会の教義は（以前の）、依正不二・十界互具・舎衛の三億等々、魅力的なものだった。唱題はつづけていると、リズムが咽喉から腹まで共鳴して、腔腸動物にもどっ…

ひさしぶりだ。近所に藪がなくなったせいか、ことしは鶯の鳴き声をきいていない。今日，桜は満開だった。ようやく、町内会の仕事が終わった。今年度うちの並びで、３人亡くなった。犬の散歩で行き会う犬も、テッチャン・コウタロウ・ビーチャン死んだそうだ…

このところ、安部芳裕・菊川征司・宇野正美なんて人達の話を聞く機会があった。実は家族がはまってまして・・・。ユダヤ氏族とか、ロスチャイルドとか。 たしか安部さんのお金の話でワークショップがあって、「銀行家役が紙幣を発行一人10枚づつ配り、各自お…