いろいろ⑧

道教百話」も読みました。
前回、三百余といったけれど千体以上の神を祭るところもあるそうだ。蝗退治に功があったというので日本人兵士の像(眼鏡かけた)まであったそうな。こういう調子でいくと黄門様も神に列せられてもおかしくない。「どうぞ良民の味方黄門様 私腹を肥やし民を苦しめる為政者を懲らしめ 罰をお与えください。」とか。遠山の金さん 大岡越前 長谷川平蔵 悪を憎むこと人情に厚いことで知られる方々には 地獄の裁判官になっていただいて・・・。
実在・想像上問わず、人々の評価したい気持ち 願いがそのまま盛り込まれていくのだろう。剽窃だろうが 道教以外の関係者だろうが 話の登場人物だろうが 関係ない。道士も仙人も 間違いも起こせば罰もうけ この世とあの世を行き来する。ヒエラルキーもそれほどかっちりしてなさそう。
 必要のあるところで商売 っていうのは中国らしい。山道で 渋滞の道端で朝の駅(バスでも鉄道でも)で パラソル立てて物をうる。駅のは おやきっぽいもの、ブリトーに似てるかな、焼きたての温かいおかずを包んで持って食べやすくしてあった。果物とかは生のも干したのも田舎の人が近場でとったのを安く売っていた。箱根は温泉玉子はあんな値段だろうが果物は高すぎる。売れるわけがない。買う人にやさしい値段。儲けと人だすけと兼ね合わせた値段だろうな。 
 ようやく近所の稲刈りが終わった。3,11で田んぼも液状化して砂や水が噴き出したところがあって、例年より田植えが遅れたせいで遅かった。犬と一緒に見物する。最近の機械はすごい。倒れた稲も難なく刈ってゆく。雑草が混ざってても大丈夫 稲の長い茎がざらざら流れていくところを雑草は流れていけず長い歯に引っかかったり で途中で回収できる。そして「籾がいっぱいになりました」と、音声が教えてくれる。例年だと鷺が機械の後をついている姿がみられたのに、今年はカラスがきてる。鷺は?と心配したけど 成田方面にむかう道すがら酒々井付近の刈り終わった田に 大量にいた。
 茨城方面に向かうと、まだまだ屋根にブルーシートをのせ土嚢で押さえた家がちらほら。破れた土嚢から雑草がそだっている家もある。先日、近所のおじさんが一階の屋根に脚立を立ててニ階の屋根の上のアンテナ棒に地デジアンテナを取り付けていた。本人もおっかなびっくりなんだろうが、見てるこっちもひやひやものだった。屋根が三角に尖がる必要はどこにもなかろう。作業しやすい形状の方がいいだろうに。もしか太陽光パネルを設置するにも、メンテナンスしやすかろうに。
 むかし読んだ本を見たくなって読む。アーネスト・T・シートン著「二人の小さな野蛮人」は男の子に是非読ませたいと 読んだときに思った本。あの「動物記」のシートンの形をかえた自叙伝ともいえ、自身の少年時代の経験と、インディアンの生き方に学ぶウッドクラフト運動の指導者としての経験も盛り込んだ本。森の動植物の名前 さまざまな生活必需品(ティーピーというインディアンのテントづくり 火熾しの道具 弓矢など)の作り方 ダム造り ゲームなどが、イラストいりで紹介されている。作者がモデルと思しき少年ヤンが、ヤンが預けられた家の子サムともう一人隣の農場のガイ 薬草に詳しいおばあさん インディアンと暮らしていたことのある老人などの助けを借りて 森の生き物を知り創意工夫に満ちた暮らしの知恵を実現してゆく わくわくするような体験ができる本です。
 おなじくマリア・フォン・トラップ著「サウンド・オブ・ミュージック アメリカ編」ミュージックキャンプを運営するようになる話。自然豊かな地での同好の士と音楽三昧のキャンプ 楽しそうだ。むかし子供が習い事の合宿で水元青年の家とか 府中青年の家とか 合宿に行ったこともあったっけ。趣味の合宿って大人でもいいよね。