で?

 なかなかすっぱりベジタリアン宣言できないのは悩ましいことだ。家人にここ7・8年もののベジタリアンがいる。海外へいけば 機内食ベジタリアンミールは普通にあるし、まともなレストランなら最低一つはヴェジタリアン用メインディッシュがあるが、国内ではサラダとかサイドだけを食べるとか、そば屋すら出汁が鰹節で駄目で、皆と食事なんて際に店も限定され、苦労している様子。さらに理由を聞かれたり 説教されたりもよくあるらしいので。うーん 悩ましい。この近くにも牛を飼っているらしい建物がある。暗くて狭くてせいぜい3・4頭のが1・2軒だったのが、おおきな牛舎が田んぼの真ん中に一棟 最近通りかかったら三棟に増えてた。中は暗くて通りがかりではよくみえないが、屋外で草を食んでいる姿など一度も見たことない。フォアがであった農場主のなかでただ一人フランク・リースだけが自分の農場で残酷だと思われる行為(焼印・去勢etc.)をやらない人物で ヘリテージ(古来種)とよばれる家禽の遺伝的特質の保存に成功しているという。ヴィーガン(完全菜食主義者)のアーロンは、フランクが信頼していた食肉処理場が大手企業に買収され閉鎖され困っているときき 処理場建設の手助けをすることに。フランクの所には捌ききれないほどの注文があるという、PTTが実現しても そんな肉が日本に来る訳もない故、肉は買わないが、問題は加工食品に動物由来の原料として入っちゃってること、どう考えても犬の餌はやばい。茹でキャベツ?我が家のいぬは、トマトも果実も焼き芋も好きだがおやつでなく食事になったら?ま、やってみよう。
 前々回「われらが歌う時」のリチャード・パワーズ。多少内容に触れても万分の一もひっかいた気がしない。不思議な終わらせ方。おそらく傍らにはコンピューター 情報の多さにも関わらず緻密で美しい。こういう本を読むと自分が古代人になった気がする。世代が違う。キーボードを見ながらポチポチ打ち込む。若い家人達は、画面を読み取るのも速い。私は「ちょっと止めてそこ読みたい」と叫びっぱなし「おそい!」とうざがられてしまう。「本は動かせないから読みずらい!」と言われ唖然とした。親よりちょっと上の世代は「本なんか読むと(おそらく詩や小説)不良になる。」といわれたそうだ。子供の頃は「マンガなんか読むな!勉強しろ!」べつに媒体が悪いわけじゃない。内容の問題だろう。ガロなんて結構小説より面白かったしなあ。